NISLAB

Network Network Architecture

ネットワークプロトコル

現在のインターネットはTCP/IPやOSI参照モデルに基づく,通信機能が複数の階層に分割されたアーキテクチャとして構築されています.
この階層それぞれで定義される,通信するための規約や手順をネットワークプロトコルと呼びます.
ある層のネットワークプロトコルを効率化することで,それ以上の層すべてがその恩恵を受けることができます.
また,ある特定のニーズに合わせたネットワークプロトコルを利用することで,ネットワークをより効率的に利用することができます.

当研究室では,TCPやUDP,HTTPを始め,無線LAN規格やルーティングプロトコルなどを活用した,ネットワークの効率化について研究を行っています.

ネットワーク仮想化

インターネットの普及に伴い,ネットワーク上を流れるトラフィック量は日々増加を続け,その特性も多様となってきています.
刻々と変化するトラフィックそれぞれの要件に合わせてネットワークを制御することは,物理的なネットワーク機器の構成に基づいて制御する従来の方法では困難です.
そこで,ネットワーク仮想化を用いることで,物理的なネットワーク機器の存在を抽象化し,ソフトウェアによって論理的なネットワークを構築することが可能となります.
これにより,ネットワークの状況の変化や様々なニーズに対応した動的なネットワーク制御が可能となります.

当研究室では,SDN(Software-Defined Networking)やネットワークスライシングなどのネットワーク仮想化を用いて,より最適なネットワーク制御の実現に向けて研究を続けています.

network SDN

セキュリティ

様々なコンピュータが接続されるインターネットでの通信は,常に攻撃者による盗聴や改ざん,なりすましといった攻撃を受けるリスクを抱えています.
また,無線通信は電波を用いる特性上,よりこれらのリスクは高まります.

そのため,通信の暗号化や改ざんの検知など,適切なセキュリティ対策を講じる必要があります.

当研究室では,公開鍵暗号方式やPKI,IEEE 802.11規格などに基づいた,様々なネットワークアーキテクチャにおけるセキュリティ対策について研究を行っています.

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